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goro’s (ゴローズ) [並び方・購入流れ]







 

goro’s (ゴローズ)。

90年代から今に至るまで僕が惹かれ続けている、ネイティブアメリカン・ジュエリー&レザークラフトショップです。僕が通い始めた96~97年頃にはすでにジュエリーショップでは異例の「並ぶ」ということが当然でした。そして並んでも欲しいものが購入できる可能性はとても低いというのも異例です。

それでも何度も通い、何時間も並ぶ価値があるgoro’sの魅力や思い出を書いていこうと思います。


①goro’s (ゴローズ)を知るには。

僕自身、goro’sの創設者「高橋吾郎」さんとは数回しかお会いしたことがなく、ほとんどのgoro’sの情報は先輩,友人,並んでいるときの「ご近所さん」がほとんどでした。当時はネットもここまで普及していなかったため情報が少なく、商品の正式名称、値段は店内に入って目で見て暗記して覚えました。

NGワードも何度か使って最初の頃はだいぶ指摘されました。

ヒヨコ、タタキ、イカリング、etc…

時は流れて2017年。

今となってはネットも普及しある程度のことは調べれば解るようになりました。 株式会社ワールドフォトプレスさんが発行されてる「原宿ゴローズ大全」という本がvol.1~vol.3まで発行されているので、こちらを購読すれば現在の正式名称、現在の正式価格が解ると思います。あとは株式会社A-Worksさんが発行されている「YELLOW EAGLE」という本がおすすめです。

goro’sの本として出版されているのは今のところこの4冊くらいではないかと思います。






②goro’s (ゴローズ)の並び方、抽選方法。

数年前までは商品が購入できるかは別として並びさえすれば時間がかかっても店内に入ることはできました。

以前は最後尾の方が、締め切り後に並びに来た方に自分でラストだということを口頭で伝えるシステムでしたが2017年現在は、午前11時の抽選に参加しない限り入店は不可能です。(TEL後の修理品等の受け取りのみなどの特例を除いて)

抽選についてですが午前11時が抽選に並ぶための締め切り時間となっていますが午前10時50分くらいまでには明治通りと表参道の交差点にはいるようにしたほうがいいと思います。

並びの列は表参道のgoro’s前から東急プラザ→アメリカンイーグルあたりまで並びます。初めての人でも上記の時間にこの近辺にいれば必ず列が確認できると思います。

予算ですが値上がりしたこともあり金(ゴールド)がついた商品が目当てであれば6~10万円くらいは持って行った方がいいと思います。委託店等で数十万~数百万円などで売っているような店もありますが、そんな値段をgoro’sで請求されたことはありません。自分が一番高額を出したのは金の爪が付いたバングル(ブレス)をオーダーしたときでそれでも17~18万円でした。初めて入店される方であれば10万円以下で問題ありません。

ただしクレジットカードは使用できません。支払いは現金のみです。

そして重要なのは顔写真付の身分証明書が必要ということです。

自動車免許証をお持ちであれば問題ありません。クラブ等に行かれたことがある方なら解ると思いますがIDチェックです。パスポートはOKだったが健康保険証はNGだったと友人から聞きました。何度も来店していて多少店員さんに顔を覚えてもらっていたとしても、公平な抽選ですので必ず顔写真付の身分証明書を持参しましょう。




11時になると先頭の方から抽選が始まります。

日によって何番までが入店可能かは決まっていないみたいですが、50~60番くらいまでなら土日祝日でも可能かと思います。店員さんが並び不可の番号の時などは「ごめんなさい」など声をかけてもらえるので仕方なく諦めて原宿徘徊に繰り出すことをおすすめします。そういう時に限ってgoro’s資金を使いきってしまったりしますが…

それとは逆に並びが可能な番号の方は手首に番号の書かれたリストバンドを着けてもらえます。巻いてもらったら再度列の後ろに回り自分の番号だとある程度この辺りだろうというところに行って周りの人に番号を聞くなどして番号順に並びます。ここまでくればリストバンドをなくしたり切ったりしない限りは入店は可能です。遅い番号の方は再度15~16時くらいに集合するように言われます。この時間もあくまで目安なのでしっかり聞いて間違えないようにしましょう。

簡単ではありましたがここまでが抽選の流れです。

ここ近年、転売のために並ばれてる方が非常に多いです。

僕は客の立場なのでいろいろ言う資格はありませんし需要があれば価値は上がるのは当然のことですが、確実に正規品のgoro’sのアクセサリーも財布もバッグも原宿のgoro’sでしか買えません。ただそれを購入したいがために高い交通費や宿泊費を払って地方や海外から来られている方もいます。もう少し節度は必要かなと思います。


③店内での購入方法。

いよいよ入店です。入店の際の階段を上るときは20年経ってもドキドキです。

昔は白いビルでその薄暗さもよかったんですが、今のオレンジ色になってからのあたたかさももいいですよね。

入店してからはジュエリー店や宝石店では常識ですがディスプレイされているショーケースに手を置いたり、もたれたりしないでください。

通常は値札が貼ってあるものが販売してもらえる商品です。

サイズのあるもの(リング・ブレス等)は自分でサイズが解っていても店員さんがサイズを計って出してくれます。丁度いいサイズがない時は購入はできません。

商品の正式名称が解らないときは指をさすなどしてこれはありますか?と聞いてみるといいと思います。




予算があり商品も多数あればあれもこれも欲しくなると思いますが、1回の来店であれもこれも購入することはできません。最近は2~3点くらいなら物によっては購入できるようですが、1点でも購入できれば退店してからいい気分で階段を降りれます。

なかなか今の日本にはない接客方法と思われるかもしれませんが20年前も今もほぼ変わりません。

goro’sはほとんどの物が破損したときは修理してもらえます。自分が一生物と思って購入するのであれば店員さんとは長い付き合いになると思います。自分が通い始めた頃からいらっしゃる店員の方も今でもいらっしゃいます。

これがgoro’sです。口下手な方や人との会話が苦手な方には大変かもしれませんが慣れればなんてことはありません。最高の行きつけの店舗になると思います。

20年通っていて思うことは、変にネットなどの情報で知ったかぶりをするより、「自分は初めて来て何も詳しくない、でもgoro’sがほしい」って気持ちで行くことが大事だと思います。

非常識な行動(店の物をやたら触る、大きな声で仲間内で話す、店内で電話をするなど)をしなければ店員さんも普通に接客してくれます。

数万円の買い物ができる世代なら解っていて当然の常識があれば大丈夫なはずです。


④通信販売方法。

地方に住んでいてどうしても原宿までは行けないけれどgoro’sの商品が欲しいという方はサイズのないものであれば電話で問い合わせて通信販売できる商品もあります。

15年ほど前は僕の友人がフェザーを通信販売で購入できていましたが今は不可能だと思います。

通信販売できる商品の例としては財布・革紐・革ブレス・小銭入れ等です。ただし関東地方にお住まいの方はむずかしいと聞いたことがあります。

ただ確実ではありません。一度電話で通信販売できるかどうかを確認をする必要があります。日によってはお店が忙しく再度電話してほしいと言われることもあるそうですから2~3日ほどあけて電話するといいと思います、なるべく平日の冬休みや春休み以外に。

https://www.djkaatmm.com/goros%e3%82%b4%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%82%ba-%e9%80%9a%e8%b2%a9%e6%96%b9%e6%b3%95%e6%98%94%e3%81%a8%e5%a4%89%e3%82%8f%e3%82%89%e3%81%aa%e3%81%84/


⑤革ブレスの購入。対策。

この商品、僕らの世代はイカリングとよんでいる人もいました。同世代の方ならあの激痛の儀式を通った人も多いと思います。

この商品、無理して手首にはめ込む物です。痛いです。手が赤くなります。

手首の太さを測って店員さんにサイズを決めてもらうのですが、ほとんどの方がXSかSサイズだと思います。

ただこの商品、通い始めたばかりの方なら一番店員さんとコミュニケーションがとれる商品かと思うので是非、あの痛みを。

ただし一度着けたら、切るか切れるかしない限り外せません。

よく数年で切れたなどネットで見かけますが普通の生活をしていれば10年は切れないと思います。僕は今現在18年ほど着けていて多少細くなったように感じますが切れそうな気配はありません。もちろん毎日風呂も入ってます…

あと難点があるとすれば「におい」です。着けたばかりの頃は革のいいにおいですが梅雨時期~夏にかけて鼻を刺すような異臭がすることがあります。これは革物を地肌に直接着けているため仕方がありません。体質や汗かきだからという理由ではないと思います。

対策法は自分はフレグランス付等のVaseline(ヴァセリン,ワセリン)を使っていました。薬局やコンビニにも置いてあるところがあるので是非お試しください。ツヤもでるのでオススメです。


⑥あとがき

そんなこんなで今回はgoro’sについて5項目を書きましたが、goro’sは一生物です。

僕自身、アクセサリーも財布も鹿革のバッグももう人生の半分以上を一緒に過ごしています。財布は修理してもらっていまだに現役です。

goro’sで購入した物は大事に使えば一生使える物だと思います。古くなれば新しいのに買い換えるのが今の世の中ですが、goro’sに関しては古くなってからがまたかっこいいです。これは新品で購入して使いこんだ人にしか解らないと思います。

是非皆様も、最高のgoro’sライフを。

次回goro’sの記事を書くときは組み方等など紹介したいと思っています。

またよろしくお願い致します。ありがとうございました。